人気ブログランキング | 話題のタグを見る

中川悪臭問題を協議するための生活文教常任委員会がひらかれました。   

 8月13日(月)生活文教常任委員会が開かれました。
 7月18日の中川悪臭問題対策協議会において確認書の同意期限とした8月10日に水産加工センターからの確認書不同意の文書が市当局に送り届けられた事に関して、執行部の説明を受け協議しました。

 水産加工センターの確認書不同意の回答には大きな憤りを感じます。水産加工センターと尾鷲市が結んだ公害協定書の第2条第2項には、「公害の防止が重要な社会的責務であることを認識し、その防止については最善の努力をするものとする」とあります。
 企業家としての倫理観はいったいどうなっ手いるのか。企業の社会的責任はどうなっているのか。

 11年間にわたって住民の方々の生活を破壊し続け、命を削りとってきながら、今なお7月18日での住民の方々のぎりぎりまでの譲歩を踏みにじる、この身勝手な態度は絶対に容認できるものではありません。

 会社の「凝集固化液を含む排水を誤ってダム湖に放出してしまったその堆積物が原因」と言う主張も、三重大学前田教授の「湖底の堆積物は凝集剤は少なく、ほとんどが魚のあらなど魚体構成タンパク質がほとんどである」という、7月31日の調査結果によって否定されました。

 県は、8月8日付けで三重県尾鷲農林水産商工環境事務所長名で「廃棄物処理法第9条の2の規定に基づき施設の改善命令を出しました。
 市も、8月11日付で公害防止協定第11条(市は、会社がこの協定に定める自校に違背したと認めるときは、改善に必要な措置を命じることができるものとし、会社はこれに従うものとする。)に基づき、平成19年8月31日までに廃水処理装置における全ての改修を終えるように命じる改善命令を出しました。

 8月31日以降、会社として排水処理装置の改善と悪臭処理に対して確実に対処することに期待をするとともに、それが実現しないときには、断固たる措置を執られることを強く要望するものです。
 

by syunsukem1m | 2007-08-13 19:42 | 市政だより

<< 紀州まちかど博物館出張展示 生活文教常任委員会で管内視察を... >>