全員協議会で尾鷲港港湾計画が示されました。   

 全員協議会で尾鷲港港湾計画の改定内容が担当課から報告されました。
 今回の改定計画は、平成15年に学識経験者、地元関係者、港湾関係者
等19人による「尾鷲港長期構想検討委員会」が立ち上げられ、検討されて
きたものである。

【港湾計画改定の必要性】 
 これまでの港湾計画は、概ね平成15年度を目標年次として平成3年に
改定されているが、その後、港湾を取り巻く社会・経済情勢が大きく変化して
おり、既定計画で想定した将来貨物量などの需要に達しておらず、また、耐
震強化岸壁が未整備であるなど、現状の尾鷲港の抱える課題に対応できな
い現状である。
 一方で、尾鷲湾一帯では東海、東南海地震とそれに伴う津波等の発生が危
惧されており、主要幹線網の寸断が生じ、当港背後地が孤立化するなどの、
被害が想定されることから、早期に尾鷲港の防災機能の充実化を図る必要が
ある。
 また、尾鷲港では定期旅客船乗り場と貨物取り扱い岸壁が接近しており、
人流と物流が混在していることや、港内に漁船、プレジャーボート、官公庁船
等が多数係留されており、係留スペースが狭隘で混雑した状況になっている
ことなど、利用面での課題を抱えている。
 このため、現状の尾鷲港の課題に対応できるよう、早期に港湾計画を改定
する必要がある。

d0115628_1523685.jpg

【計画の基本方針】 
尾鷲港背後地域の産業活動を支え、地域経済や市民生活の安定・向上に貢
献するとともに、人・物が集まり、物流・交流・環境・安全と多岐わたる役割を担う港湾を実現するため、平成30年半ばを目標年次として、以下のように方針を定め、港湾計画を改定する。

 《物流》公共貨物取扱機能の拡充・強化
 ・船舶の大型化に対応して公共埠頭の機能向上を図るとともに、人流と物流
  を分離し安全性の向上を図る。
 
 《交流・環境》観光拠点機能の充実、魅力ある港湾空間の形成
 ・快適で魅力ある水辺空間の創出を図り、港の賑わいや交流人口の増大に
  寄与する。

 《安全》大規模地震対策施設の整備、小型船等の適正な配置
 ・大規模地震等の発生時における緊急物資等の輸送機能を確保するため、防
  災機能の強化を図る。
 ・安全で機能的な港湾利用を促進するため、既存施設の有効活用により各種 
  小型船の適切な収用を図る。

【予算規模】
 全体の改良工事の工期は平成19年度から15年間で、平成34年度完工予定
で、約95億円が予定されており、緊急の2つの耐震岸壁の整備については、今
年度測量調査を行い、20年度から23年度までとなっている。予算は約10億円
で、それに伴う尾鷲市の負担分については、平成20、21年度では4500万円、
23年度までで合計で1億5千100万円、年平均して約6000万円の負担金が生
ずる事となる。
 これらの財政負担は、尾鷲市の財政的なことを考えると大きな問題になるが、
今後の財政計画を勘案しながら9月の定例化での議論の対象となる。
[PR]

by syunsukem1m | 2007-07-31 16:20 | 市政だより

<< 赤城農水相が辞任 議会運営委員会管外視察3(天理... >>